
スペイン語を学ぶ上で「巻き舌」がネックになっている方は多いのではないでしょうか?
「perro(犬)」のような単語で必要になる 巻き舌(タングトリル) は、日本語にはない発音のため、多くの日本人にとって難しく感じられるでしょう。
巻き舌は正しい方法で練習すれば誰でも習得可能です!
この記事では、スペイン語に欠かせない巻き舌の仕組みや効果的な練習方法を解説するので、巻き舌ができなくて悩んでいる方は、ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
※この記事では、一部生成AIを活用しています。
巻き舌とは?
巻き舌(タングトリル)は、舌を口の上側(硬口蓋の裏)に軽く当て、息の力で舌を震わせる ことで発音する音のことです。
スペイン語では「rr」や単語の冒頭にある「r」でこの発音が必要になります。
- ・perro →「rr」の音を使う
- ・rojo →「r」が単語の先頭にあり巻き舌になる
- ・ferrocarril → 「rr」が二回登場する難関単語
僕もはじめはできませんでした
巻き舌ができない原因と対処法
次に、巻き舌ができない理由と対処法を見ていきましょう。
舌の筋肉が弱い
巻き舌は舌の筋肉をしっかり使うため、日本語しか話したことがない人は舌の筋肉が発達していない可能性があります。
舌の筋トレを行うべし!
息の強さが足りない
息の強さが不足していると舌が震えないため、しっかり息を吐くことが重要です。
まずは「トゥルルル」と口で出す練習を!
口や舌の位置が間違っている
舌の位置が適切でないと、息を流しても振動が起こりません。
日本語の「ラ行」を発音する舌の位置を意識する!
巻き舌を身につけるための練習方法
続いて、巻き舌ができるようになる効果的な練習方法を紹介します。
どれも気軽にできる練習方法であるため、空いた時間にトライしてみましょう。
舌を震わせる基礎トレーニング
このトレーニングは、声優養成所やボーカルスクールの発声練習、またイタリア語やドイツ語など巻き舌を使う言語のオペラを歌う際の練習としても取り入れられています。
- 口を軽く開き、舌先を上の前歯の裏に当てる
- 息を強めに吐いて「トゥルルルル」と発音する
- 慣れてきたら「r」の音を長く出す(rrrrrrr...)
恥ずかしがらずに思い切りやると上手くいきます
日本語を速く発音する練習方法
ラ行を含む日本語を速く言うことで、巻き舌をイメージしやすくなります。
- 「さっぽろらーめんとろろいも」
- 「あらららら」
発音の明瞭さより、スピードを意識するといいでしょう
スペイン語の早口言葉で鍛える練習方法
スペイン語には巻き舌を鍛えるための早口言葉があります。
用意してある音声と聴き比べながら実践しましょう。
Erre con Erre / Cigarro / Erre con Erre / Barril /
Rápido corren / Los carros /
Cargados de azúcar del ferrocarril.
エレ・コン・エレ・シガロ エレ・コン・エレ・バリル
ラピド・コレン・ロス・カロス
カルガドス・デ・アスカール・デル・フェロカリール
最初はゆっくりと行い、慣れてきたらスピードアップしていきます。
「r」の音を意識しながら発音すると上手くいきやすいですよ。
「ferrocarril(フェロカリール)」が鬼門!
身近な楽曲を使った練習方法
あまり意識しなかったかもしれませんが、メジャーなアーティストやバンドは巻き舌を多用しています。
・本能 / 椎名林檎
・Flamingo / 米津玄師
・勝手にシンドバッド / サザンオールスターズ
上記以外の巻き舌の参考になる曲を探してみるのも面白いですね。
巻き舌がもたらす恩恵
巻き舌の習得は、スペイン語の向上だけでなく、さまざまな恩恵を受けられます。
- 滑舌が良くなる
→ スペイン語だけでなく、日本語の発音も向上! - 外国語の発音が綺麗になる
→ イタリア語やフランス語の発音にも役立つ! - 表現力が豊かになる
→ 歌や声優の演技にも応用可能! - 発声のウォーミングアップになる
→ ボイストレーニングにも最適!
とくに、声に関する仕事をしている方にはメリットが大きい
巻き舌は反復練習で身につく!
巻き舌の習得は、適切な練習を継続することが重要です
最初は誰でも上手にできませんが、練習することで誰でも身につきます。
巻き舌を身につけてネイティブのような発音を目指しましょう
以上です。